料理が上手くならないのはなぜ?

料理上達法
悩んでる人
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最近料理が上手になりたくて練習を始めたんだけど、全然うまくならないのはなんで?

 

シェフ
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料理上手になるには、同じ料理を最低3回は、レシピ通りに作ってみることです。

その際、有名な料理人が作ったレシピ本をテキストにして、本格的な料理にチャレンジするようにしましょう。

 

素人さんがブログなどで紹介している「なぁんちゃって料理」をまねて作っていると、本物の味が分からなくなってしまいます。

 

この記事では「料理が上手くならないのはなぜ?」といった質問に分かりやすく答えていきます。

美味しい料理を作る5つのコツ

料理上手と言われる人は、本物の料理が作れる人です。

誰でも最初からプロが作るような料理が作れるわけではありません。

どんなことも模倣から始まるものです。

 

有名な料理人が作ったレシピを見ながら忠実に作り、その通り作れるようになれば、自分や家族に合うようにアレンジしましょう。

 

シェフ
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美味しい料理を作る5つのコツを知ると、「料理が上手くならないのはなぜ?」と悩むことがなくなります。

  1. 食材の旬を知ることです。
  2. 冷凍上手になることです。料理を1から始めるには時間がかかりますが、ひと手間かけて冷凍しておくと手際よく作業が進みます。手際よく料理ができないと料理をすることがストレスになってしまいます。
  3. 最低限の調理器具をそろえることです。
  4. 健康な体を保つための栄養素を知っておくことです。
  5. 見た目が美しいことです

 

この5つをクリアすることで、だれでも料理上手になれます。

食材の旬を知る

野菜の旬を知っておくだけでも料理の達人を目指せます。

 

なぜなら、旬の素材はそのままで美味しいからです。

 

旬の野菜が分からない時は、スーパーなどで山積みされている比較的安価な野菜が旬の野菜と思って間違いありません。

 

和食の原点は旬の野菜を使うことです。

 

まだ西洋医学が今のように発達していない時は、季節の野菜を食べて体調を調えていました。

現代に生きる私たちも、体調不良を自分で治そうという意識を持つと、食材にも気を遣うようになり、自然に料理がうまくなります。

 

以下のそれぞれの旬の野菜は、蒸し器で蒸して、そのまま食べても素材の味が活かされた一品となります。

 

良質の塩や味噌を少量添えるだけで、高級和風料理のように見えるのは、旬の食材のもつ
パワーです。

 

料理下手を自認する人は、旬の野菜のパワーを借りると、料理上手になれます。

春が旬のおもな野菜(あいうえお順)

オカヒジキ、キャベツ、ギョウジャニンニク、グリンピース、クレソン、ゴボウ、コマツナ、サヤエンドウ、ジュウロクササゲ、スナップエンドウ、セリ、ゼンマイ、タケノコ、タマネギ、タラノメ、ツクシ、ツマミナ、ツワブキ、トウミョウ、ノザワナ、ノビル、葉タマネギ、フキ、マッシュルーム、ミニキャロット、ヤマウド、ルッコラ、レッドキャベツ、ワラビなどです。

夏が旬のおもな野菜(あいうえお順)

アセロラ、アロエ、インゲン豆、梅、エシャロット、えだ豆、エリンギ、エンドウ豆、オクラ、カイワレ大根、カボチャ、キュウリ、キンサイ、クウシンサイ、コスレタス、サニーレタス、サヤインゲン、サラダ菜、サンチュ、シシトウガラシ、シソ、ジャガイモ、ジュンサイ、ショウガ、シロウリ、ソラマメ、ツルナ、ツルムラサキ、トウガラシ、トウガン、トウモロコシ、トマト、ナス、ニガウリ(ゴーヤ)、ニンイク、パクチョイ、バジル、ハツカダイコン、オアプリカ、ピーマン、フジマメ、フダンソウ、ベイナス、ミツバ、ミニトマト、ミョウガ、モロヘイヤ、ラッキョウ、リーフレタス、レタスなどです。

秋が旬のおもな野菜(あいうえお順)

アケビ、エノキダケ、クワイ、サツマイモ、サトイモ、シイタケ、シメジ、タケノコイモ、トンブリ、ナガイモ、ナメコ、ヒラタケ、ブナシメジ、マイタケ、マツタケ、ムカゴ、ムラサキイモ、ヤマトイモなどです。

冬が旬のおもな野菜(あいうえお順)

アシタバ、エンダイブ、カブ、カリフラワー、キクイモ、ジネンジョ、シュンギク、セレベス、セロリ、タアサイ、ダイコン、タカナ、チコリ、チンゲンサイ、ナバナ、ニラ、ネギ、ハクサイ、ヒノな、フキノトウ、ブロッコリー、ブロッコリースプラウト、ホウレンソウ、ミズナ、ミブナ、芽キャベツ、ヤーコン、ヤマゴボウ、ユリネ、レンコン、ワケギなどです。

冷凍上手になる

食材を余らせないためにも買ってきた肉や野菜などはすぐにひと手間かけて冷凍しておくと、毎日の食事作りがラクになります。

 

例えば卵なら10個分くらいを、せっせと薄焼き卵を作り、千切りにして薄くシート状にして市販の冷凍保存袋で4~5回分に小分けしておくと、散らし寿司のトッピングや酢の物、冷やし中華やそうめんの具などに使えます。

 

定番のハンバーグもまとめて大小作っておくと、料理に合わせて使い分けができます。

 

上手に冷凍するコツは一つずつラップで包み、さらに冷凍パックに入れて空気を抜いて保存することです。

 

ご飯も1食ずつ冷凍しておくと、忙しい時にすぐ間に合います。

 

基本的に冷凍庫の収納は、冷蔵庫のようにスキマを開ける必要はありません。

 

中に入っている物同士が冷やしあうため、9割ぐらい詰め込んだ方が、電気代の節約になります。

ただし、下準備をした日付を書いて順に使うようにしましょう。

 

段取り上手は料理上手です。

シェフ
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冷凍上手になるだけで、「料理が上手くならない」と嘆かなくてすみます。

最低限の調理器具をそろえる

あれもこれもと調理器具をそろえても、料理が上手くなるものでもありません。

最低限そろえておきたいものは、

 

包丁、砥石、まな板、両手ナベ、片手ナベ、フライパン。フライパンのふた、お玉、フライ返し、菜箸、ザル大小、ボウル大小、ピーラー、おろし金、計量カップ、計量スプーン、泡立て器などです。

 

あれば便利なものは、蒸し器です。

 

シェフ
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蒸し料理はゆでたり焼いたりするよりも栄養素の損失が少なく、素材の旨味を引き出すことができます。

 

大きめのナベで代用することができますが、肉や魚、魚介類、シューマイなども蒸すことで手間てがかからず、すぐに食卓に乗せることができます。

健康な体を保つための栄養素を知る

料理上手は家族の健康を第一に考えます。

 

どんな食材をどれだけ摂取すると健康な体を維持できるかを知っておく必要があります。

 

栄養素の種類は、大きく分けるとタンパク質、糖質、脂質の3大栄養素です。

 

3大栄養素にビタミン及びミネラルを加えて5大栄養素と呼びますが、これらの食材をまんべんなく使って、バランスよい料理を作ることも料理上手のうちです。

タンパク質

私たちの体の組織を作っているのがタンパク質です。

 

タンパク質が不足すると爪がかけたり、髪の毛が抜けたりしますが、これは栄養素が体の末端まで行き届いていないからです。

 

肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などがタンパク質ですが、動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランスよく摂ることが大事です。

糖質

糖質は体や脳を動かすエネルギー源です。

 

糖質不足になると体の筋肉や脂肪が分解されてしまいます。

 

逆に、糖質を摂りすぎると、中性脂肪がたまってしまいます。

 

糖質は主に、ご飯やパン、パスタやうどんなどの麺類に含まれますが、その他にもさつま芋やじゃがいも、長芋や里芋などの芋類やリンゴやナシなどの果物にも含まれています。

 

脂質

脂質はエネルギー源として使われたり、細胞膜や臓器、神経などの構成成分となります。

 

脂肪は取り過ぎると肥満の原因になりますが、正常なホルモンの働きを助ける作用があります。

 

女性がダイエット目的などで極端に制限をすると、美容や健康によくありません。

 

脂質は油脂類や牛肉や豚肉などの脂身に含まれます。

見た目を美しく盛り付ける

同じ材料を使った料理も、盛り付け方で美味しそうに見えます。

 

 

シェフ
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「料理は目で食べる」と言われるように、彩りの良い料理は美味しそうに見え、食欲をそそります。

 

 

食材には赤、黄、紫、緑、白、茶などの色がついていますが、その色を料理に上手に活かすと、彩りの良い仕上がりになります。

 

盛り付け方も料理によってさまざまで、ふぐ刺しのように規則正しく盛り付ける方法や、パスタやサラダのように中央を高めに盛る方法、ギョーザのように一列に並べる方法などがあります。

 

外食した際には盛り付け方もしっかりインプットしておきましょう。

まとめ

料理が上手になるためには、本物の料理を何度も作ってみましょう。

 

最初は上手にできないときもありますが、気にせず一生ものの料理上手になるには、面倒でも有名な料理人が作ったレシピを見ながらていねいに作って自分のものとしましょう。

 

得意な料理が一つでも二つでもできると、自信ができ、料理下手を嘆かずにすみますよ。

 

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