ここ最近は自分でもメニューを書くことが多くなり
アイディア不足になりそうなときには
本屋さんに行って料理の本を買いあさっています。
今回は料理ってどうやって覚えるの?
って思っていた昔の僕のような
若手料理人におすすめしたい勉強用の5冊の本を紹介させていただきます。
料理人が勉強のために読むべきおすすめの本
僕は専門学校を卒業してから入社したのはホテルの料理部門でした。
当時は一人暮らしをしていたので思うようにお金もたまらず、出ていくばかり・・・
仕事を覚えることで精一杯
毎日、仕事ができなくて怒られてばかり
日々消耗していたので
料理の本を買うということはあまり考えてもいなかったのですが
たまに専門学校時代の友人と出会えば置いてけぼり感がすごい。
周りの人たちはメキメキと料理について詳しくなっている・・・
料理をもっと知りたい!
とは思ったものの。
先輩たちが丁寧に教えてくれるわけでもなく・・・
本屋さんに行ってもどの料理の本を買えば良いのかわからない。
とりあえず、この5冊をそろえてから
自分の料理スタイルや方向性に合わせて料理本を買い集めていくことをおすすめします。
イチバン親切なイタリア料理の教科書
本のタイトル通りにとても親切な説明をしてくれるので
家庭料理からワンランク上のステップにいきたいときにおすすめの1冊です。
基礎からわかるフランス料理
辻調理師専門学校が監修している本格的な専門書なのでプロの料理人以外にはおすすめしません。
僕がこの本を初めて買って読んだときには
正直ちんぷんかんぷんでした。
仕事を初めて1、2年経ち、仕事をしていく中でフレンチのことが感覚的にわかってきたときに読み直すと
「あっ、そういうことか!」
ってなります。
値段も高いので無理して買う必要もなく、
お金に余裕のある月にでも大丈夫です。
とっておきのオードブル・バイブル
料理は基礎基本が身につけば後は常に発想、アイディアを考えておく必要があります。
オードブルのメニューは若手料理人に任されることが多いので
仕事ができるようになり始め、
メニューが書けるようになりたいな・・・
って気持ちのときに読んでおくことをおすすめします。
ソース
僕の周りの料理長クラスの方はほとんどこの本を持っていました。
かなり難しい本です。
フレンチレストランで使う本格的な出汁の取り方からソースの作り方まで書いてあります。
始めはわけわからない本ですが
何度も見ているうちにわかってきます。
料理長、副料理長クラスでフレンチコースメニューを書いていて次のソースを何にしようか迷ったときに読むのがおすすめです。
シェフ
かなり上級者向けの本です。
3ツ星レストランのシェフのテクニックや
最新の料理法を学ぶことができます。
レベルが高すぎて現場ではほぼ再現できません。
しかし、本物を知らなければ本物の料理は作れないと考え方もありますので、
常に料理の”目をこやしておく”と言った意味でも読んでおくことをお勧めします。
オレンジページ
え、オレンジページってお母さんじゃないんだから・・・
って思うかもしれませんがちょっと番外編です。
昔、料理長にこんなことを言われました。
いくらこだわったフレンチが作れたって
美味しいカツ丼やハンバーグも作れないと料理人じゃないぞ。って
確かに友達と遊んでて、料理人なんだからなんか料理作ってよ!
って言われたときに「え、俺フレンチの料理人だからフレンチしか作れないよ・・・」
とは言いたくないですよね。
どんなに難しいい料理が作れても家庭料理も作れて一流の料理人です。
仕事でおいしいまかないやあるもので何か作ってよって言われたときでも
サクッと家庭料理も作ってあげれた方が料理人としてかっこいいですよね。
シェフ的、料理本の読み方
料理を始めたころはレシピを一字一句覚えなきゃ!
って料理本をノートに丸写しするような勢いでしたけど
だんだんと”わかる”ようになってきたので
最近では料理の本を買ってもわりと
パラパラ〜って流し読みをするだけです。
その中でも2、3個気になるレシピを見つけたらどんな材料を使っているのか、どんな作り方をしているのか?ということだけチェックしておきます。
その後は気が向いたときや新しいレシピを書く必要があるときにだけ読み返す。
こんな感じです。
完璧を目指しすぎると疲れちゃうのと良い発想もでてきませんよ。
プロ向け料理本まとめ
今回はどんな料理の本を買えば良いのかわからい若手料理人に向けた
おすすめの料理本5冊を紹介させていただきました。
料理が上達する方法はこの2つを繰り返すだけ
超シンプルです。
1、自分で料理の本を読んで
まかないで試して失敗する。
2、さらに研究して成功率を上げていく
- 何を作りたいのか?
- どんな料理にしたいのか?
- 材料は何?
- 作る目的はなに?
- どこができないのか?
少なくともこれくらいは明確になっている方が料理の上達への近道ともいえるでしょう。