忙しい主婦でも料理のセンスを磨く5つの方法

料理上達法

 

料理のセンスを磨くには美味しい料理を食べることと言われますが、実際に家庭料理を作る際には、予算や時間などにも限りがあります。

 

それでもセンスがある人は、例えばダイコン1本で、何種類もの料理を作ってしまいます。

白い大根に赤いニンジンや緑のホウレンソウ、黄色のレモンなどを少量使って料理に虹をかけることができます。

虹をかけるテクニックさえ分かれば、だれでも素敵な料理を作ることができます。
この記事では料理のセンスを磨く5つの方法をお伝えします。

料理のセンスを磨く一つ目は野菜の色のパワーを知ること

料理のセンスを磨くには、野菜の色とその効果を知っておくことです。

空にかかる七色の虹とは少し違いますが、野菜の色には、緑色、黄色(橙色)、赤色、紫色、白色、茶色、黒色とおおまかに7色に分けられます。

これらの色を上手に使って料理を作れば、だれでも簡単にセンスの良い料理が出来上がります。

緑色の野菜の種類とパワーについて

ブロッコリーやピーマン、グリーンアスパラガス、ゴーヤ、オクラ、ニラ、ホウレンソウ、コマツナなどです。

ビタミン類が多く含まれている緑の成分は、クロロフィルという成分で、抗酸化作用や抗炎症作用、コレステロールを下げる効果があります。

 

その他にも口臭や便秘、貧血予防にも効果があります。

黄色(橙色)の野菜の種類とパワーについて

ニンジン、カボチャ、トウモロコシなどです。

黄色や橙色にはβカロテンが多く含まれており、免疫力を高める働きがあります。

熱に強く、加熱料理をしてもビタミンCが損失しにくいのが特長です。

赤色の野菜の種類とパワーについて

トマト、金時ニンジン、赤パプリカなどです。

 

赤色の成分には強い抗酸化作用があります。

紫色の野菜の種類とパワーについて

ナス、紫タマネギ、紫イモ、アズキなどです。

紫色の成分にはアントシアニンが含まれており、眼精疲労やを予防します。

白色の野菜の種類とパワーについて

ダイコン、カブ、タマネギ、モヤシ、レンコン、ジャガイモ、ナガイモなどです。

白色の野菜には、胃腸に優しい成分が多く含まれています。

茶色の野菜の種類とパワーについて

ゴボウ、キノコ類(シイタケ、マイタケ、ナメコ、シメジ、マツタケ)などの茶色の野菜には、食物繊維が多く含まれる野菜が多く、便秘解消効果や代謝促進効果があります。

黒色の野菜の種類とパワーについて

黒豆や黒豆の枝豆には、アントシアニンやサポニンが含まれ、生活習慣病の予防効果が期待できます。

料理のセンスを磨く二つ目はスパイスを上手に使うこと

スパイスを隠し味に使うとオシャレでセンスの良い料理が出来上がりますが、薬効も期待できます。

一説にはカレー粉に含まれているクルクミンがアルツハイマー病の発症を抑えるとも言われています。

その他にもショウガ、青ネギ、セロリ、パセリなども料理に少量使うと、いつもの料理がセンスアップします。

家庭のキッチンでもできる燻製にチャレンジしてみましょう

燻製はハードルが高すぎると思いがちですが、鉄製のフライパンか、中華鍋があれば家庭でも作れます。

その他に用意するものは、焼き網、アルミ箔、塩水(水500mlに対して塩大さじ1杯)
チップ代わりに緑茶の出し殻を電子レンジで乾燥させたもの(市販のチップでもよい)
香りづけのスパイスは好みのハーブやショウガ、セロリ、レモンなどを用意します。
燻製に向いている食材はサバやイワシ、イカ、鶏手羽先、魚の干物、ちくわやかまぼこ、などです。

つくり方

 

  1. 好みの材料を好みのスパイスを入れた塩水に1時間漬けます。
  2. 水洗いせずに水気を拭き取り、扇風機を使って30分程乾かします。
  3. アルミ箔で箱型の器を作り、底に茶殻を入れ、フライパンの真ん中に置きます。

さらに上にアルミ箔で蓋をし、その上に焼き網を乗せ材利用を並べて強火にかけます。
煙が出てきたら蓋をし、弱火にして30分ほどいぶしますが、干物やちくわ、かまぼこなどは10~20分でOKです。

この間は換気扇を強にして掛けておき、加熱中は火のそばを離れないようにします。

 

 

燻製はビールのおつまみなどに最適ですが、広い庭や特別の調理器具がないとできないと、あきらめている人がほとんどのようです。

練り製品の燻製なら臭いも気にならず短時間でできるので、まず一番始めにチャレンジしてみてはどうでしょうか。

シェフ
シェフ

料理のレパートリーに燻製が加わると、料理のセンスアップ間違いなしです。

料理のセンスを磨く三つ目は野菜豊に盛り付けること

ひと昔前までは、料理は器で決まると言われたものですが、物を持たないミニマリストが
話題になってから、高級食器に対するあこがれは薄れつつあるようです。

高級料亭でも、バランや笹の葉、紅葉の葉等をお皿代わりに使ったり、ユズなどのかんきつ類を器がわりに使いますが、一般の家庭料理も季節の葉もの野菜をお皿代わりにして料理を盛ると、同じ料理でもセンスよく見えます。

 

そのうえ、食器洗いの手間が省けます。

適当な木製の長方形のお盆を幾つか用意しておくと、おもてなし料理にも使えます。

料理のセンスを磨く四つ目は料理のレシピ本を熟読すること

いろんなお店で美味しいものを頂くと、確かに料理のセンスは磨かれるかもしれませんが、経済的にも時間的にも余裕がなければ、そうたびたび高級なお店で食事をする機会はないものです。

そこでおすすめするのが、料理本を熟読することです。

できれば著名な料理人が自信をもって世に送り出した料理本を、つくり方から器の選び方、盛り付け方、テーブルセッティングなどを、言葉は悪いですが「盗み取る」のです。

頭にインプットすることで、知らず知らずのうちにセンスが磨かれます。

また、高級な器やテーブルクロスを持たなくても、アイデアがひらめいてきます。

料理のセンスを磨く五つ目は、一つの食材で幾つの料理が作れるか試すこと

例えばダイコンが1本あったら何種類の料理が作れるか実際に作ってみると、一つの素材が幾通りにもアレンジできることが分かります。

 

シェフ
シェフ

料理のセンスを磨くには、高級な食材を色々使って腕を上げるのではなく、庶民的で安価な食材を使って料理のレパートリーを広げることからはじめましょう。

ちなみに大根1本あれば皮の部分はきんぴらに、葉の部分は菜飯や漬物に、大根の本体は、上の方が甘いので大根おろしやふろふき大根に、中間部はイカなどと一緒に甘辛くにつけたり、豚肉と一緒にいためるなどします。

 

ヘタの部分や根に近い部分は千切りにして大根もちにするなど、部位によって使い分けると何通りもの料理ができます。

かんたん大根もちのつくり方(2人分)

①大根は3㎝分ぐらいを千切りにし、塩少々を振って5分ほど置きます。
②細ねぎ1本をみじん切りにし、すりごま小さじ1杯をを用意します。
③切り餅1個に水少々をふり、電子レンジにかけ柔らかくして、水気を絞った大根とみじん切りにしたネギ、ゴマを手早く混ぜます。
④フライパンにごま油を小さじ1杯いれ、2等分にし、スプーンですくって両面を焼きます。

大根を例にとりましたが、頭の体操のように、キャベツひと玉で幾通りの料理ができるか?ニンジンひと山では?ナスひと山では?と実際に料理を作ってみると、どんどん料理利の腕は上がっていきます。

まとめ

料理のセンスを磨くには、

 

  1. 野菜の色のパワーを知ること
  2. スパイスを上手に使うこと
  3. 野趣豊に盛り付けること
  4. 料理のレシピ本を熟読すること
  5. 一つの食材で幾つの料理が作れるか試すこと

日々の料理は予算や時間なども考えながら作る必要がありますが、様々な野菜の色を上手に使うことで、肉や魚を使ったメインの料理が華やぎます。

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