こんにちは料理の仕事を始めてから、買い集めている包丁の本数も20本ほどになってきました。
包丁の刃に穴が空いている包丁を見たことがありますでしょうか?
私自身は自分で買ったことはないのですが、実家に置いてあるので、実家で簡単な料理を作るときには使っていました。

穴あき包丁の最大のメリットは食材を切っているときに、刃に食材がくっつきにくくなるのでストレスが軽減されスムーズに切りものができるようになるという点です。
しかし、デメリットとしては包丁の穴が空いた部分に食材が残ってしまい、衛生的に不安があるので、私はディンプル包丁をメインに使っています。
一人暮らしを始めるにあたり包丁が必要な方や、すでに包丁は持っているけれど、
今持っている包丁がどうも使いにくいので、新しい包丁の購入を検討しているけど、

穴あき包丁ってどうなんだろう?
って方のための記事となっています。
実演販売で万能穴あき包丁が度々紹介される理由
以前はテレビショッピングなんかでも、実演販売であな穴あき包丁は度々紹介されていました。
穴が空いている包丁はあまり出回っていなかったので、紹介すれば興味本位で購入するという方もいました。
しかし、最近では高性能な包丁もたくさん出回っているので、

穴あき包丁が一番いいとは言い切れなくなってきました。
しかし、穴あき包丁にもメリットはあるので、使いやすく気に入っている方は長く使い続けることのできる包丁ともいえるでしょう。
穴あき包丁を使う最大のメリット
穴あき包丁を使う最大のメリットは食材を切っているときに包丁の刃に食材がくっつきにくいので
切りだしのときのストレスが軽減され、スムーズに調理を進めることができるというメリットがあります。
普通の包丁で切りものをすると。ニンジンやキュウリ、タマネギなんかを切ったことのある方やわかるかもしれませんが、刃に食材がくっつくと、ドンドンと切っていくことが難しく、食材が飛び散りまな板の外にまでこぼれ落ちてしまうこともあります。
狭いキッチンでの料理効率も悪くなってしまい、食材を切るだけでもストレスがかかってしまいますが、穴あき包丁を使うことで料理時間中のストレスを少しでも軽減させることができるでしょう。
食材が刃にくっつくかない理由
食材を包丁で切るときには包丁と食材の断面に対しての摩擦がかかってしまいます。
摩擦が起こることによって、食材を切るときにへの負担がかかり、食材が包丁の断面にピタッとくっついてしまう原因になります。

包丁の刃の断面に穴が空いていることで、摩擦が軽減され、食材を切る圧力が軽減され、刃にも食材がくっつきにくくなるので、調理中のストレスは軽減されます。
三徳包丁と万能包丁の違い
穴あき包丁の中でも三徳包丁や万能包丁と呼び分けられるものもあるので、いざ、穴あき包丁を買おうと思っても、どちらを買えばいいのかわからない…ということもありませんか?
三徳包丁と万能包丁は同じ使い方になるので、形や色が気に入って、使いやすそうだなって思ったら、三徳包丁や万能包丁ということはあまり気にする必要はないでしょう。
三徳包丁とは 三徳包丁は、日本の菜切包丁と西洋の牛刀を組み合わせ、両方の特性を持った刃物として生み出されたもの。 三徳の意味は「三つの用途」を意味し、肉、魚、野菜など幅広い材料に対してさまざまな切り方が出来ることをあらわしている。
万能包丁とは特定 の 用途 に特化せず、肉・魚・野菜など、さまざまな食材に使える家庭用の 包丁 三徳包丁 、 文化包丁 などをいう
穴あき包丁のデメリット
穴あき包丁は刃と食材への摩擦が軽減され、包丁の刃に食材がくっつきにくく調理中のストレスも軽減されるのでお勧めの包丁ではありますが、私自身が穴あき包丁を買わない理由は穴あき包丁を使うことでのデメリットもあるからです。
切れ味がいいわけではない
包丁に穴が空いていることで、食材はくっつきにくく切りやすいことは間違いないのですが、切れ味がいいというのは刃の素材になるので、穴が空いている=切れ味がいいということではありません。
多くの穴あき包丁も最初のうちは切れ味もいいですが、長く使っているとだんだんと切れ味も落ちてくるということはあります。
刃の素材がよくない包丁は砥石やシャープナーで包丁を研いでも一瞬は回復しますが、その後の切れ味の持続力に欠ける部分があります。
衛生面の不安
穴あき包丁を使っていると包丁の穴に食材が詰まることがあります。
特に粘りのじゃがいもなどの食材です。食材が刃に残ったままおいておくと雑菌の繁殖の原因にもなりますので、毎回しっかり洗い落とすことで清潔に保つことはできるでしょう。
刃が折れそう
多くの穴あき包丁は穴が空いている分、包丁のしなりが出やすくなっており、肉なんかを切っているときに力を入れ間違えると刃が折れそうになる不安があります。
包丁の刃はある程度の強度があった方が安心して使うことができるので、包丁選びは強度のあるものを選んでいます。
100 均 穴あき包丁
100均に打ってある穴あき包丁は上手に切れないので長期的に使うのであればおすすめはしませんが、
- どんな包丁でもいいから今すぐ必要!
- 一人暮らしを始めるにあたり、お金を少しでも節約したい
- 段料理をあまりしないので調理道具にもこだわりがない
というような方であれば、100均の穴あき包丁でも十分に活躍してくれるでしょう。
楽天 穴あき包丁
楽天やアマゾンで穴あき包丁を調べてみてもたくさんの種類が出てきますが、

関孫六の包丁は値段も手ごろで穴あき包丁でなくても切れ味もよく使いやすいので、料理初心者の方にとってもおすすめの1本といえるでしょう。
穴あき包丁の代用はディンプル包丁
穴あき包丁は食材の摩擦が軽減され、刃の重さも軽くなるので女性の方でも扱いやすい包丁になっているので、おすすめの包丁ではありますが、私は穴あき包丁の代わりにディンプル包丁を使っています。

ディンプル包丁とは穴が空いている代わりに、包丁の刃がデコボコになっているので、穴あき包丁と同じ役割をしてくれます。
ディンプル包丁を使うメリット
- 穴あき包丁では食材が穴に詰まる恐れがありますがディンプル包丁であれば衛生的に使えます。
- 刃に穴が空いているわけではないので刃の強度の心配もいらずにしっかりと切れます。
私は料理のプロとして仕事をするので包丁もディンプル加工のしてある4万円以上する堺の有名ブランドの包丁を使っていましたが、
一般の家庭の中で使うのであれば、関孫六のブランドの包丁はお値段も手ごで長く快適に使うことができるでしょう。